March 04, 2008
マーロウの感動的前菜とアツアツブイヤベース
久し振りにマーロウのHPを見ると構成が大幅に変更されていた。写真が充実していて楽しい内容になっている。若旦那T氏は写真が趣味というだけあって、渾身の数ショットが光っている。しばらくご無沙汰していたので、夕食は南葉山レストランマーロウ本店へ行ってみることにした。
店頭駐車場にあるサインにはオーナーのセンスを感じとる事が出来る。このロゴデザインとキャラマーク、そしてそれぞれの高さ(配置)と配色が、特に店内から晴れた日に沈みゆく夕陽を眺めていると、日没直前直後の空色の変化と夕陽の風景によく溶け込み自然と一体化してくる秀逸なる配色と配置だと感じている。(携帯電話SH901iCのデジカメで撮ったこの写真には厳しいものがあるので、「マーロウアルバム」や「マーロウからのサンセットタイム」をあるいは過去のブログをご覧いただけますように。)
到着した午後7時前の店内は、週末や休日の混雑振りが嘘のように、奥のチャンドラー・ルームに2組とメインフロアには2組だけという静かでゆったりとした空気になっていた。今回はあえてメインフロア隅のテーブル席を指定してみた。壁に反射したタングステン灯の間接照明効果で、優しい空気感を伝えられる写真が撮れるのではとのイメージで。
飲み物はノンアルコールワイン(グレープジュース)の「グラピヨン(GRAPILLON)」。いつかワインを楽しみながら食事をして、食後はポートかハードリカーを堪能出来る日が来る事を夢見ながら乾杯。(もしこの近辺で宿泊するなら「小坪海岸凛花」なのだろうか。だけどこの宿には駐車場が無い。どなたかお薦め宿を教えて頂けるとありがたいのだけど...)
今夜は若旦那T氏のお薦めのままにセレクションを委ね、前菜に「朝どれ生シイタケのアツアツ、ジュシー焼き」。写真を撮っていると漂ってくる美味しい香り!鼻孔も瞼も大きく開く。熱いうちに早くいただかねば。
カサの内側に旨味汁がたまっているので、シイタケはこのまま逆さの状態でエキスがこぼれぬよう口元に運び、その肉厚のカサをひとかじり。おぉ、優しい食感と同時に口内に広がるシイタケの旨味。更に噛みしめる程にその肉厚の身から旨味が溢れてくる。これは美味しいっ!♪
この一皿5個よりもハーフダズン(6個)かワンダズン(12個)の単位で提供するのが良いのではと思わせる程にじらされる美味しさ。もうひとつだけ、いやもう一皿が欲しくなる前菜料理。体内には90%の海洋深層水を含んでいるという。軸は手でさくと簡単にすべてをいただける。これほど美味しいシイタケを食したのは初めてだった。
次のお薦めは「佐島産アンコウの肝マリネ」。その肝を食する前に、それ以外のアンコウ部位からいただくと、皮などの脇役とオリジナル和風ドレッシングが良く合って美味しくいただけた。淡泊な素材をサラダ風に扱って美味しく仕上がっている。トラフグの白皮・黒皮・とおとうみを、この様にサラダ感覚でいただくのも美味しいかもしれない。次の冬に下関でトラフグをいただく機会に試してみようと思う。
「マーロウ自慢のお刺身風盛り合わせサラダ」とは、前の海で捕れる新鮮魚介類と地元野菜のコンビネーションサラダ。私には地場で新鮮さゆえの食材自体の味と食感を安心して簡単に楽しむ事が出来る、マーロウのディナーには欠かせぬ前菜の一品となっている。今回は特に鰆(さらわ)の切り身が美味しかった。
今夜の迷いは「平田牧場の三元豚使用ミートソースのスパゲティ」にするか「ゴルゴンゾーラチーズのクリームリゾット」にするか。両方を完食出来ればそれにこした事はないのだけれど、それは無理な話で、昨夜はパスタだった事もあり、悩んだ末に後者のリゾットに決定。
マーロウの「ゴルゴンゾーラチーズのクリームリゾット」はゴルゴンゾーラチーズ初心者向けの優しく食べやすい味になっている。ただ見た目の量以上にかなり重みある食後感になるので、食後のデザートを考えながらのメニュー配分を考えるゆとりが必要な一品。
まだまだ夜は寒い日なので、今夜は是非とも「マーロウ自慢のブイヤベース」もいただきたく、これをガーリックトースト付きで注文。
まずは別のスープ皿に小粒のアサリにムール貝、そしてカレイの切り身を盛ってスープと一緒にいただいてみると、魚介類の旨味が溶け込むスープにスパイスがアクセントとなっていて食欲に弾みをつけてくれる。海老は殻のおかげなのかそれ自体の旨さが身にとどまっているので、一尾一尾がスープに負ける事のない海老の美味しさを味わえる。
大きめのワタリガニは、左右の足の付け根にある4足分まとまった大きな身にスープが染み込んだ柔らかな部分のみをいただく。そうすると、ワタリガニの身の甘さを豊かに味わう事が出来る。
マーロウのブイヤベースは様々な味わい方が出来る楽しいメニュー。最後は鍋を傾け、最後のスプーンひとすくいまでスープを美味しくいただいてしまった。
お薦め前菜生シイタケの美味しさで劇的にスタートしたアラカルトコース料理はすべて完食!
美味しい料理が続くと、デザートをいただく余裕さえ出来る。私の耳は近くのテーブル席で説明されていた「桜プリン」を聞き逃してはいなかった...
(続く)



