September 18, 2008
シャンパーニュから始める銀座の夜
美味しいアラカルトをつまみながらシャンパーニュとワインを楽しみたいという友人を連れ、やって来たのは「Shellfish Ginza KAZAN」。突然の訪問だったので満席。それも仕方なし。いまやKAZANは「日経レストラングランプリ獲得(高級レストラン接待レストラン全国第一位)」、「MYぐるなび登録数2年連続全国第一位」と大人気店となっている。ならば隣の「GOSS」をウェイティングバー風に利用する事にした。
まずは久しぶりの再会を「シャンパーニュ・ブリュ」で乾杯。彼女も生牡蠣が好きだというので、「タスマニア産キャッツアイ・オイスター」を二人でハーフダズンを注文。
小ぶりでツルリと味わえる。生牡蠣が嫌いだった私を好きにさせてくれたのが、オーストラリアで食べたこのタスマニア産オイスター。出張で訪ねたメルボルンやシドニー、そしてゴールドコーストのサーファーズ・パラダイスでは、ブランドを指定せずにフレッシュオイスターを注文すると、出てくるのがタスマニア産とニュージーランド産だった。あまりの美味しさに地元で食べてみたくなり、メルボルン出張明けに休暇をとり、片道1時間のフライトで行けるタスマニア島ホバートまで食べに行った事があった。そんな事を思い出しながら「タスマニア産キャッツアイ・オイスター」をつまんでいると、 KAZANのテーブル席が準備できたとお迎えのスタッフが来たので、2杯目のシャンパーニュを急いで飲み干しGOSSでの会計を済ませて移動。(各店独立採算制なので合算は出来ない…)
KAZANでの一杯目は「幻の赤いスパークリングワイン」と決めていた。オーナー荒谷氏が自らオーストラリアで見つけ出し、ワイナリーから直接仕入れている希少品。旧店舗オープニング当初はフルボトルでも注文できたものの、現在はグラスのみでの提供となっている。
カトラリーと一緒に箸が用意されていて、これが魚介類をいただく際に何かと重宝する。ありがたい配慮。
最初に「近海生雲丹をジュレソースで」いただく一品を注文。
コンソメジュレと豆乳の下に、プリプリの生ウニがミッチリと大量に隠れているので意外に食べ応えがある。ジュレと豆乳ソースをウニにからめていただくと、美味しいっ!二口目に行く前に、オーストラリア産のシャルドネを注文。
濃過ぎずジェントルな味に抑えているコンソメのジュレが生ウニの味を引き立て、豆乳ソースがさらにマイルドな味にしており、絶妙なるコンビネーション。
と、突然右肩近くで聞こえた「いらっしゃいませ」との静かなる声。驚いて振り向くと、銀座4店舗の統括責任者橋本氏が立っていらっしゃる。私がKAZANで食事している事を聞きつけて、わざわざ挨拶に寄ってくれたと…恐縮しつつ感謝。早速、キャッツアイオイスターと生ウニの美味しさを報告。電話では話していても、彼と実際に会えたのは数年ぶり。懐かしさもあり、しばしの歓談は楽しいひとときとなった。
この店が初めての人には「天使の海老のカルパッチョ」も味わっていただきたいと思っているので、勿論彼女にも自信を持って薦めた。ニューカレドニアのきれいな海で育った美しく美味しい海老を。元気野菜から食物繊維とビタミンも摂らなきゃと「緑黄色野菜のサラダ」も注文。
そして2杯目のシャルドネ。
サラダは添えられたソースをかけずとも、オリーブオイルと微量な塩だけで十分にエビの旨さを引き出している。器が冷えているうちに食べ切るのが一番おいしい。そして冷えた白ワインと良い相性。
ここで温かいものが欲しいと二人の意見は一致して「活ムール貝の酒蒸し」。ワインは軽めの赤にしてみた。
さすが活ムール貝だけあり、身はプリプリで噛みしめるほどに旨い。それ以上に驚いたのがスープ。2杯目の赤を頼む際に、このスープはパンと一緒にいただきたい程の美味しさだとスタッフに伝えると、ワインと一緒にパンを出してくれた!感謝…。
美味しい美味しいと我々がざわついている時に、厨房から突然挨拶に現れたのは料理長水口氏。初めてお会いした。今夜いただいたアラカルト料理の美味しい感想を細かく伝えさせていただいた。技が冴えている、例えば「近海生雲丹をジュレソースで」のコンソメジュレと豆乳ソースのバランスであったり、いただいている途中の「活ムール貝の酒蒸し」のスープ味であったりと、その完成されたひとつのレシピが素材同様に素晴らしかったと。
「活ムール貝の酒蒸し」の最後は、パンでスープをすくいながら味わい尽くした。皿が綺麗になるほどに完食。
先程まで賑わっていた店内も、終電帰宅グループが会計を済ませ、午後10時半を過ぎると残る客は数組となり、静かな店内に豹変している。スタッフ皆に感謝しつつ、私も清算を済ませて店外へ。スタッフに見送られ、なのに「今月の売り上げはきっと厳しいから頑張ってくださぁーい」と不安を与えるような別れ際のコメントになってしまった。でもそれは、私の正直な予感からのアドバイスだった…。
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この記事へのコメント
最後にお見送りさせていただいた者です。
おかげさまで、ご好評いただいております。
スタッフ一同、ぜひまたおまちしております。


