October 01, 2008

本格的日本料理を銀座のモダン空間の中で

米国からの客人の、しかも地下か上層階にある意外な店舗がいいと、そんな要望に応えて予約したのは「銀座治作」。

銀座治作ホームページには簡単な英語の説明はあるけれど、英語の接客が出来るスタッフは配属されておらず、英文メニューも用意されてはいない。そこを女将に無理を聞いていただき英文のコースメニューを用意していただくことになった。長年通っているお店では、困った事には対処して協力してくれる心遣いがありがたい。

この日はテーブル個室一室(4名用)だけが残り、他のスペースは団体客で満席だった。我々に丁度良いテーブル空間で、よく利用している暖簾で部屋の出入り口を仕切る半個室タイプではなく、引戸になっている完全個室なので気兼ねなく会話を進められる。

その個室で合流すると、T氏はさっそく私へのプレゼントを自ら御開帳。ミネソタ州ウォッカハチミツチョコレートオーガニック・コーヒー豆ワイルドライス、等々、楽しい未知のグルメ玉手箱プレゼントに大感謝。

ミネアポリスで働く彼は、当然その地を本社としてハブ空港を持つノースウエスト航空NW)を選ぶも、今回は予定していた出発便がクルーの配置問題でキャンセルに!!一日遅れで東京へ到着した影響でレストラン訪問予定が変更している中、今夜の予定だけは変更されていなかったのは嬉しかった。

八海山@銀座治作飲み物は男性陣がまずビールで「スーパードライ」、マダムKはいきなり「冷酒: 八海山」!

お通しと前菜@銀座治作小鉢に盛られた「お通し: 太刀魚 黄身煮」の、ソフトで繊細に仕上げられている一口サイズの料理から興味津々の客人。

ある程度箸の使い方に慣れている彼らの箸さばきでは、今回の食材ターゲットが小さ過ぎ、しかも柔ら過ぎるようで箸の操作に戸惑っている様子。


前菜@銀座治作前菜: 栗の甘露煮・零余子(むかご)うに焼き・長芋柚香焼き」と、栗や小ぶりのムカゴを箸でさらに挑戦する米国客人はさすがにチャレンジャーながら、ムカゴはツルリと箸から放物線を描いて床へ…。そこで、簡単に箸を扱うヒントを彼らに教えてみた。2本一組の箸の1本はペンシルで字を書くように持ち、もう1本は親指と人差し指の付け根で挟み、その箸の中ほどを薬指で添えて固定しながら、と…。無駄な動きがあるので指がつりそうになっている。これからのプラクティスとして、今はいつものようにドウゾ Your Wayで。

それにしても彼らにとっての今回の東京旅行は初日からアクシデントが続いたようで、まず二人のカメラが日本到着初日に故障!なのでビックカメラ有楽町本店で新しいデジタルカメラ CANON IXY を購入。でも英語マニュアルがない!その2台を今度は操作中に落してしまいレンズフレーム部分を歪ませたり、ボディの角を凹ませたりと…。
「今回の旅行で一番お金がかかったのがカメラ!」とのお二人の実感コメント。
ならばこのホスピタリティと美味しい食事でその事はお忘れあれ…。

お椀@銀座治作と、その時に出されたのは
お椀: 清水仕立 焼き鱧・松茸」で、これには期待以上の松茸の香りと味はお吸い物になかったのは残念。米国の客人には判らぬ味だったのだけど、ミネアポリスからの客人には香りと味と食感を楽しんで欲しかった。美味しい松茸が自生するカナダにも近い場所なので…。


お造り@銀座治作お造り: カツオ揚げ叩き」で使われている戻り鰹は、炙られて適度に脂が落ちた状態で旨い。ちょっと醤油を垂らそうものなら炊き立てご飯が欲しくなる味!





煮物@銀座治作煮物: 三元豚角煮・里芋含ませ」の角煮は全体的に柔らかい三元豚を期待して食するも、赤見部分が少しだけ乾いている食感があるのはどうしてなのだろう…。野菜は美味しいのに。




焼き物@銀座治作焼き物: イナダ椎茸挟み焼き」に添えられている松葉風のものはソバ麺で出来ているので、この一品はすべて残すことなく味わえる。この何気ない細かな添え物がアメリカからの友人たちに感動を増長させてくれた。




茶碗蒸し@銀座治作茶碗蒸し@銀座治作マダムKが「ドングリみたいな器で可愛い」と好評だった「蒸し物: 茶碗蒸し」。10月のおまかせメニューは料理も器も秋の演出。


替鉢@銀座治作替鉢: マナガツオ揚出汁」とのメニューだったのに、餡のかかるこの魚はなんだろう?椎茸も美味しい。

栗ごはん@銀座治作食事: 栗ご飯・赤出汁・香の物」では、栗の実が主張しすぎない味のご飯になっており、私には丁度良い食べやすさだった。各種漬物も一口ご飯の味を変えてくれる美味しい漬け具合の状態だった。

デザート@銀座治作デザート: 柿と梨」では、最初に柿の甘さを堪能し、最後に梨のシャキシャキなる歯ごたえで口内をサッパリさせてくれるのがいい。





「食後にバーへ行くなら?」と聞く二人。
「私が銀座にはまったきっかけになったバーはいかが?」
「ファンタスティック!行きましょう」

では、行きましょう。



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